「障がい者週間記念の集い」が開催されました
12月3日〜9日は「障害者週間」
本日12月4日(日)は福岡市役所西側ふれあい広場TENJIN Christmas Market会場にて「障がい者週間記念の集い」が開催されました
「障がい者団体・企業のトークリレー」では会長小栁が登壇いたしました
●福岡市自閉症協会からのメッセージ
自閉症をはじめとした発達障がいの方々は、実に様々な特性を持ち合わせています。具体的には、コミュニケーションをとることが苦手、臨機応変な対人関係が苦手、特定の物事に対して強い興味を示したり固執したり、自分なりの手順を繰り返してマイペースに進む等々です。
また、知的な課題を併せ持つ方、あるいは知的な課題はない方ということも。
その特性に境界線を引くのは極めてむつかしいので、今は“スペクトラム”という概念でとらえられています。
その様な中、その特性が「生きにくさにつながる」場面が多々生じてしまいす。
一人でも多くの方が、その特性に理解を示していただければ、“その方々”の日常は、もっと穏やかなものになるのではないでしょうか。
福岡市には「障がい者差別解消条例」ができ、また、今日の様な機会も設けられ、確実に前に進んでいます。が、日々の生活の中には課題はまだまだ山積。さらには、災害時、避難はどうする、避難所で過ごすのは困難では等々悩みはつきません。
しかし、下を向くのではなく、明るく皆様と先に向かって進んで行ければと熱望します。例えば、お忙しい中今日ご登壇いただいた西鉄さん。多くの発達障がい児·者が日々利用させていただいています。そこで、一人でも多くの従業員の方々が発達障がいへの理解を深めていただければ、そこには多くの“暖かい場面”が生まれてゆくのではと考えます。
その様なところを目指し、我々はこれからも取り組んで行きたいと思います。
発達障がい児·者のいろいろな“特性”を、それは「障がい」ではなく「個性」だと受け止めていただければ。また、それは時として「強み」にもなるものと考えていただければと望みます。
今日、この場にお越しの皆さんは、すでに「理解・優しさ」をお持ちの方々。是非、今日の“ここでのご経験”を、今日ここにいらっしゃらなかった方々に、「お土産」としてお持ち帰りいただき、お伝えいただければ幸いです。
福岡市自閉症協会 会長小栁