11月30日(水)研修会「ABA(応用行動分析)の実際〜ペアレント・トレーニングの重要性〜」
11月30日(水)福岡市にて、福岡市自閉症協会主催の研修会
「ABA(応用行動分析)の実際〜ペアレント・トレーニングの重要性〜」
が開催されました。
NHKの情報番組アサイチで取り上げられ、話題になった応用行動分析(ABA)ですが、福岡ではあまり知られていません。
今回アメリカで研修を積まれ、BCBA(認定行動分析士)を取得された松岡弘修先生をお迎えすることが出来ました。
ABAの考え方、実際にどのような取り組みをされてきたのか、何が期待できるのか、などをお話ししていただきました。
研修会には多数の方が参加されABAへの感心の高さ、また、必要と感じられている現実を実感しました。
今回の研修後、参加された発達障がいのお子さんの保護者、約10家族を対象に、
「ABAペアレントトレーニングベーシックコース」(全8回)が実施され、行動分析学における行動の原理とそれを応用した技法を学びます。
このコースは8回を通してABAのテクニックの実際の応用場面と実践方法を知り、自宅で自分自身や子供の行動、または母/父の行動に対して実際に使ってもらうことを目指します。
講師 プロフィール
松 岡 弘 修
BCBA (認定行動分析士)
職歴:ウエスタンミシガン大学では、リチャード W. マロット博士のもとで、応用行動分析学、特に未就学年齢の自閉症児に対するスキル獲得トレーニングを学ぶ。同大学大学院卒業後、認定行動分析士の資格を取得し、テネシー州で問題行動のある18歳未満の自閉症児を持つ家庭に訪問し、問題行動を減らすことを目的としたABAサービスを行う
2000年 熊本大学医学部卒業。同大学神経科精神科入局。以後付属病院等での研修などを経て2006年 精神保健指定医取得
2012年 ウエスタンミシガン大学大学院心理学部 行動分析学コース
2014年 Board Certified Behavior Analyst(認定行動分析士)資格取得
2014年―2016年 Scarab Behavioral Health Services, LLC
2016年 帰国後、福岡市にて精神科医として勤務